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☆議会のしくみを知ろう☆  議案の表決まで(本会議→委員会→本会議)

議案上程
(本会議場)
まず本会議場で提案者から議案説明がある。
議員はここでは黙って聞くだけ。
議案質疑と
委員会付託
(本会議場)
議員は議案についての質疑をする。(質問は1議案について1人3回まで)
委員会には市長と担当以外の課長たちは出席しないので、
全体に関わることや市長の政治姿勢を問いかけるなどは特にここで質問。
質疑で納得できない点は委員会で再質問になるから、提案者側も覚悟しなければならない。
即日議長は案件を担当委員会に付託する。
委員会(別室)
付託案件審査
質疑:さらにくわしく質疑。回数時間制限なし。
討論:反対賛成の立場で意見を述べる。採決:委員会として表決する。
委員会審査報告
議案審議
表決(本会議場)
委員長が委員会の審査経過を報告、委員会での表決結果(原案可決とか)報告。
委員会以外の議員から質疑(委員長が答える)。反対・賛成の立場で討論。
反対者があった場合は起立にて採決

市議会報告:第4幕  総務委員会:合併再考

 私は先輩議員の一般質問や議案に対する質問を聞きながら、自分の一般質問は終わったもののまだまだ議会は終わっていないのだと思うようになった。一般質問において追求が中途半端に終わった合併問題をもう一度、議案審議の中で展開できることに思い至った。

 総務委員会に付託された案件(42号議案:1市5町協議会の決算/43号議案:1市1町協議会設置に伴う補正予算)がいずれも合併問題を避けては通れない議題だったからである。それどころか慣れない決算書を読み込んで、調査をすればするほど、ずさんとも言える協議会会計の実態が明らかになってきたのである。

 次回青草子第2号☆議会のしくみを知ろう☆シリーズで、委員会(常任委員会)のしくみと私の属する総務委員会についてはレポートをする予定であるが、ともかくもその総務委員会でのやりとりは色んな意味で勉強になる会議であった。こちらも議事録が公式に残るから、合わせてレポートする予定だ。

 私に言わせれば、これだけいい加減な決算(1市5町)及び予算(1市1町)が通過するはずはないのであるが、私がまだ議員でなかったときに通過した予算の決算の報告(42号)であり、すでに動き出してしまっている有明町との1市1町協議会を追認する形の予算措置(43号)であるから、先輩議員たちは通過させるしかないと判断したのだろうか?法律に触れる不正ではないから、1000万円ぐらいの金額はたいしたことはないというのであろうか?1年生議員の私がが感じている「おかしい?」という感覚をあえてここに記録することにする。

 「良識をもってすべてを正直に語ります!」
私は、委員会では否定されたものの、本会議で再度、同僚議員の良識に訴えるべく、傍聴の島原市民に伝えるべく「反対討論」の準備にかかった。

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