2005/6/27 一般質問 (参考資料)

※これは原稿ですので、松坂の正確な公的発言としては、議会議事録でご確認ください。
(「2の矢」というのは私の個人造語で、自席からの想定質問です。青字にしている分は発言しなかった部分です。
また、臨機応変でかなり違った表現になっている場合があります。)

  おはようございます。改革クラブの松坂昌應です。傍聴席の皆様、ケーブルテレビをご覧の皆様、いつも市政に関心を持っていただきありがとうございます。今回も市民の目線に立って、市長に質問をいたします。分かりやすい答弁をお願いします。

第1点目 地域高規格道路「島原道路」について。
6月1日、地域高規格道路「島原道路」島原市工区建設推進大会が開催されました。市長はその地域高規格道路「島原道路」島原市工区建設促進期成会の会長として、この道路の完成実現を目指していらっしゃるものと理解しております。
 私はこうした大きな道路はかかる費用も莫大であり、その影響力の大きさを考えると慎重な審議が必要だと考えています。単純に諫早が近くなるとか、市内の渋滞が緩和されるとかの問題ではなく、ともすると町が空洞化してゴーストタウンになる危険性を孕んでいます。
 この道の必要性を訴える人たちの理由を聞けば、島原から外に出るのに不便だからというものばかりで、島原に来るのが不便だという声ではありません。このまま進めれば、全国にもよくある事例、大きな道はできたが、人はいなくなって借金だけが残ったのパターンであります。
 このことは、本来商店街の空洞化などを考えると一番慎重になるべき商工会議所がこの促進期成会に名を連ねている事。「トンネルば掘って眉山は崩れんとじゃろか?湧水は大丈夫か」と口にしながら、市役所に呼ばれたからと言って、この推進大会の意味も十分理解せぬまま参加した町内会長も多くいた事。などを考えると十分な審議や説明がなされないまま進んでいるんだなあと改めて感じます。(先ほど内田憲一郎議員も指摘したとおりです。)
 今回の道づくりは、島原のまちづくり(人が来たい、住みたいと思う魅力あるしまばらづくり)が先であるということを肝に銘じ大局を忘れないように要望をしておきます。
そこで市長ここで基本的なことを確認しておきます。

 県の資料によると、完成見取り図には、眉山にトンネルが2本描かれているが、島原中央道路の眉山トンネルは2本掘る計画なのか。確認したい。がまだすロードも現在は宇土山トンネル1本であるが、2本掘る計画で用地等も確保してあるとのことだが本当か。

 地域高規格道路は交差点や信号の無い4車線の自動車専用道路であるが、諫早までつなぐ島原道路とグリーンロードの関係はどうなるのか。

計画では4車線道路だが、まずは暫定的に2車線での開通を目指していると聞いているが、将来にわたっても、暫定2車線で十分ではないか。と考えますが市長はどう考えますか。

今巷では湧水のことが盛んに言われていますが、水脈にぶつかるとか、国宝級の歴史的遺跡を掘り当てるとかあれば当然計画変更になると考えますが、
都市計画決定を変更することは可能か。お答えください。

島原道路2の矢
何時の日か、深江道路も2本眉山トンネルも2本、道は今のような60キロではなく80キロで飛ばせる、対面ではない4車線道路が完成すると思っているのか。(国は700兆以上の借金があるが)

暫定2車線のままで、それ以上規模を大きくしないなら、はじめから2車線で計画すれば用地も半分で済む、用地買収にかける費用が半分になれば工事はそれだけ遠距離まで延ばせるのではないか。

市長は現地を歩いてみましたか?私は、土木工事などに詳しい人間も伴って実際にトンネルが掘られるルートを実地検分しています。一つ報告しますが、眉山の砂防ダムや、新山の砂防ダムの下(海側)をかすめるように通る島原中央道路ですが、雲仙復興工事事務所の所長の嘘を一点指摘しておきます。
工事事務所の所長は水脈はトンネルより数十メートル下で工事に影響ないと説明しています。私は、35年ほど前ですが、その新山砂防ダムのそばで数日間にわたり野営をしたことがあります。そのときはそのダムと同じ高さにこんこんと湧水が湧いており、その湧水が私たちの野営の飲料水でした。残念ながら、今回の調査の時点ではその湧水は今は枯れていましたが、トンネル計画位置より高い地点に湧水があったことは紛れも無い事実であります。
その湧水があった地点と、工事事務所が南側のトンネル入り口付近にくい打ちをして、測量した跡はほんの数十メートルしか離れていないのであります。所長が今回のトンネル工事に当たって調査したサンプルの中に水脈が発見できなかったのは本当かもしれませんが、事実は水脈があるのですから、嘘と言わざるを得ません。

実地検分の結果、今回のトンネルはトンネルを掘らずとも、ちょうど陸上競技場のすぐ背面の山をかすめるようにして、明かりで、路線が引けると素人の私にも分かりました。
特に暫定2車線のトンネル1本だけなら十分場所はある。4車線になると2本目はトンネルにしなければ少し厳しいかなという感じでした。

山の表面に10メートル道路を刻み付けるのと、トンネルを掘って表面を分断しないこととどちらが環境にとっていいのか?盛んに言われている、地下水への影響、特に崩れやすい眉山を制御するために使用される化学樹脂の地下水への影響。もう一度トンネルを掘らない場合の計画を並べて、徹底的に調査して、市民に判断を仰いではいかがか。

都市計画決定の4車線を2車線に見直せば十分検討できる実現可能な提案である。都市計画決定の変更は住民(の人生設計)に与える影響が大きいのであまり変更したくないのは分かる、しかしこのトンネルを掘らず地上に乗せる時いじるのは、国の土地である眉山の斜面だけ、一般市民の財産に影響は無い。今のトンネルコースを少し海のほうにふくらますだけで可能だ。

第2点目 島原ブランドとしての「がんば」によるまちおこし
この市役所から、国道を渡り、県南保健所の裏に、いよいよガンバの養殖施設ができましたね。この施設の実現までには、随分苦労もあったと思います。昨年はいよいよ工事発注の段階で談合疑惑まで持ち上がったものの、なりふり構わぬ強引さで入札を成立させたのは記憶に新しいところです。何が何でもこの事業、ガンバの養殖がしたいという市長の強い意志があるものと考えます。そこでお尋ねします。

とらふぐ養殖の見通しはどうか。今後島原市としては
@ 金銭的にどのような支援をするのか、
今後は漁協が主体的に事業を推進すると聞いているが、島原市として
A間接的にどのような支援をするのか。


とらふぐ養殖は日本全国どこにでもあるが、ネーミングに「がんば」を使うなど、島原の独自性を打ち出していく考えは無いか。お聞かせください。

がんば 2の矢

きちんと黒字経営が成り立つのか
先般松浦のトラフグ養殖現場を視察して・・

中国との競争
ホルマリン
松浦は書け流し式(閉鎖循環式は採算取れない)

がんばスタンプ事業
がんばサンバとがんば博士、地酒でガンバを食おう会
がんば最中とガンバ大坂


3点目 条例、規則、要綱などについて
日本は法治国家でありますから、法を基にして政治が行われます。日本国憲法の精神を基本にして、国会議員が法律を決めます。私たちはその法律を守らなければなりません。道路交通法しかり、公職選挙法然りであります。そして私たち地方公共団体(島原市)の基になる法律が地方自治法であります。地方自治法によって私たち議会のことも規定され、その議会で、法律の範囲内で、それぞれの地方のルールとして条例を決めるようになっている。
地方自治法で5万人以下の市の議員数は26名を上限として、条例で決めよとなっているから、島原市は議員定数条例を作って、23名と決めている。法律は守らなければならないから、20名とすることは出来ても30名は許されない。
ついでに申し上げれば、市議会議長の任期は地方自治法で、議員の任期すなわち4年と決められている。だから、地方で勝手に2年にしたり1年にしたりすることは出来ない。本人が辞職することさえ議会の承認がいる。2年でやめさせるルールは条例では作れない。

さて、本題に戻るが、島原市のルールをまとめた例規集をみると、そこには条例だけでなく、規則とか、要綱とか、並んでいる。いずれも法律の範囲内で決められている約束事だと思うが、そこでお尋ねしたい。
 条例は議会で論議して決定されるが、規則や要綱はどのようにして決定するのか。

例えば、先般おこなわれた17年度の表彰、市制65周年の記念表彰は何を根拠に実施されたのか。
 というのは、この4月1日、私は65周年の式典ということで文化会館に招かれ、表彰されるということで参列したわけです。みると現職議員は全員表彰の対象なんですね。人命救助とか特に何かしたのならともかく、ただ議員に在任しているだけで表彰されるというこの手の表彰はみっともないから、本当は受けたくない。しかし、これがルールであれば仕方が無いと思い神妙にお受けしました。そして後で調べるけれど、自分たちが表彰される根拠となる法律や条例が見当たらない。それでお尋ねするわけです。

このたびスタートした「制限つき一般競争入札」は何を根拠に実施しているのか。
これもお答えください。

条例、規則、要綱 2の矢

17年度表彰は「規則」65周年は「内規」ですか、「内規」はどのようにして決めるんですか。   「要綱」は?
結局、市長、あなた方で決めるんですね。

私は、議員が自分たちを表彰する条例を自分たちで決めたのではなくてホッとしました。まさにお手盛りですからね。議員たちがお金を出し合う互助会などで表彰したり歳祝いをするのは全然構いませんよ。しかし、いやしくも市民の税金で自分たちを表彰して、記念品や2段重ねの弁当を頂戴するなんてゆゆしき問題です。
市長部局が規則を作ってやるわけですね。しかしこれも問題ではありませんか。
この財政難に、一人当たり何万円もは掛かっていないといえ数千円はかかっている。議員も20名を越えればかなりの金額になる。「今回から周年表彰は廃止します」と言っても、文句を言う議員は居ないと思いますよ。もし、議員表彰廃止をいやだと言う議員が居ても、議会に掛けないで、市長の意思で決められるのが「規則」や「内規」ではないんですか。

 今回なんでこのことをお尋ねしているか、実は市民の方からこの件で痛烈な批判の電話を頂いたんです。今回議員表彰された人間で(名前もおっしゃったけど、ここでは伏せておきます。)その電話の主に、支払うべき金を払わないで困っている。仕事だけさせて、何度請求しても支払わない、踏み倒し状態だと言う。そんな人間以下のような者を表彰する理由を教えて欲しい!というものでした。市役所に問い合わせたら規則だからと言う。さらに、税金や年金を払っていない議員も居るそうではないかとたいそうな剣幕でした。
 表彰された議員の中に税金を納めていない者、年金を納めていない者が居ると言うのは本当ですか?

個人情報ですか!
それなら入札のように納税証明書を添付しなければ表彰資格は無いという規則にしてはどうですか。辞退しても構わないのですか?

制限つき一般競争入札については前回も質問して繰り返しになりますが
我々議会のチェック機能が働くように条例で行こうという考えは無いか再度お尋ねしたい。
今のままでは市長の思うままに入札が出来ることになっていけないと思うんです。
島原市制限付き一般競争入札実施要綱  この要綱は、平成13年9月1日から施行する。
附 則(平成16年11月16日告示第95号)この要綱は、平成16年11月16日から施行する。
附 則(平成17年1月18日告示第2号)
この要綱は、告示の日から施行し、平成17年1月1日から適用する。
附 則(平成17年2月9日告示第4号)
この要綱は、平成17年4月1日から施行する。

第4点目 諫早湾干拓事業と中・長期開門調査
 昨年8月、佐賀地方裁判所は、諫早湾干拓と有明海の漁業被害の因果関係を認め、工事差し止めの仮処分判決を下しました。工事差し止めを不服とする国・農水省の抗告に対してこの5月、福岡高等裁判所は、佐賀地裁と同じく諫早干拓に原因ありとしながらその原因の程度が明らかではないとして、簡単に言えば証拠不十分として疑わしきは罰せずの判決を下し結果的に工事差し止めは取り消されてしまいました。

 私はこの1年改めて、諫早湾干拓の問題について調査をしました。干拓の現場、締め切り堤防の上、水門、調整池の中、調整池の外すなわち有明海、農地になる予定の干拓地、その中の実験農地、円弧すべりの現場、周辺の森山地区、愛野まち、数回にわたって現地に足を運び、過去の資料にあたりました。そしてこの事業に携わる人たちが如何に無責任かを感じております。一つ例をとれば、出来上がる予定の農地は農業用水のめどが立っておらず、農業が出来ません。入植者を募集しながら、水が無いことはだんまり作戦です。工事が済んで、問題が発覚する頃はもう自分はそこにいないから関係ないよという国の役人の問題先送り気質がいたるところに存在します。問題が起こるとわかっていながら知らん振りです
 
 福岡高裁の判決ほど無責任な判決はありません。悪いのは農水省だけど、その悪さの程度が明らかでないから、無罪だと言っているわけです。いいわけのように、工事再開に当たっては、中・長期開門調査をしなさいと条件をつけています。 
 輪をかけてひどいのは農水省です。この裁判所の付した条件を全く無視して工事を再開しました。情けないのは長崎県です。本来住民である漁民の生活、有明海の恩恵を受ける全県民の環境のためにきちんとした調査をするように、国に立ち向かわなければならない立場なのにまるで逆。国の手先に成り下がっています。

 佐賀地裁の判決、福岡高裁の判決に違いはあったものの、いずれの決定においても中長期開門調査の必要性を説いている。これを聞き入れずに工事を断行する国・農水省のやり方について市長は賛成か反対か。理由をそえて。お願いします。

開門調査 2の矢

先般佐賀県庁にも行ってまいりました。佐賀県には「有明海再生課」という課があります。
佐賀県古川知事の英断で生まれた部署であります。今までの発想で行けばこの部署は「水産部」に属するわけですが、これは「環境部」に属するわけです。有明海再生のためにあらゆる角度から調査研究を進め、さまざまな取り組みをしています。

明海異変の原因は複合的なものととらえています。原因と思われるものは全てチェックし、調査しています。イサカンだけが原因とは言っていません。イサカンも原因の一つである可能性があるのだから、当然開門調査はやるべしとの見解でした。もちろんこれは佐賀県知事の意思でもあります。
そして全く同じレベルで、私たち市民の家庭排水の問題にも取り組んでいるわけです。有明海の異変は、あるところでは筑後川だといったり、ある席では地球温暖化のせいだといったり、人のせいにするだけで自らの守備範囲であるイサカンに目をつぶるどこぞの知事とは
大違いです。


第5点目は 合併問題についてです。
 調印式以来、合併協議会が開かれる様子も無く、合併への準備はうまく行っているのか心配しております。私は合併までに調整する条例は、編入合併だから全て市議会を通過するわけだから、この6月・9月・12月と3回の定例会しかないのだからこの6月議会は徹夜の連続を覚悟しておりました。ところがどうですか、1本もあがってこない。いったいどうなっているのですか。通告書には経過説明は求めていませんが、せっかくこうして議員市民に訴える場所があるのですから、経過を踏まえて以下質問に答えてください。

 合理化の精神に反すると言われている、議員の在任特例に重ねて、助役を2人置くとか有明庁舎に支所長を置くことに住民理解は得られるか。

 合併に向けての条例等の整備はどのように進めていくのか。例えば「助役を二人にする条例」「支所設置条例」「課設置条例」「議員や特別職の報酬条例」はいつの時点の議会に諮る予定か。


合併問題 2の矢
島原の条例163本、規則157本。有明の条例121本規則98本。(15年4月現在)このうち
合併前に書き換えなければいけない条例、私たちが審議しなければならない条例は何本あるのですか

島原市報酬及び費用弁償条例

課設置条例の下には
課設置条例施行規則で、その仕事の細かい内容を規定するわけだが、それについては議会に対して理解を求める(説明責任を果たす)用意はあるのか

在任特例を認めるに至った経緯は
有明の町長助役が失職しそれに変わるものとして在任だったはず。
町長助役に代わるものとして2人目の助役・支所長を置くのなら、議員の在任は重複人事ではないか。

あまりに住民感情を無視し続けると
深江町のようなこともあるから