県政タウンミーティングin島原 に出席して感じたことなど。
2004/4/13午後6時半〜島原文化会館大ホール。

会場は半島内の自治体ごとに区切ってありほぼ人口比で割り振ってあったようだ。
各役場(所)の担当職員・県職員が案内をしてほぼ8割かた埋まっていた。
各役場に割り当てノルマがあって、各町動員がかかっていた。
話は戻るが・・・
私は市民として参加しようと思い4月3日予約を入れようと思っていた矢先
市議会議員として案内郵便が来た。市議は別枠扱いで来賓席みたいになると嫌なので
一応担当課に「出席はするけど議員としてではなく市民としてだよ」と伝えて予約した。

会場は県議・町長・議長までが前の方の特別席で、あとは地区別席一括だった。
島原は左前方、役所からかなりの動員出席があっていた。
きちんと座席チェックはしていないが、市議会議員にあまり会えなかった。
(出席議員は少なかったと思う)島原席が(人口比でいえば)一番広いわけだが
地元なのに一番空席が目立っていた。(残念)

舞台に進行役・相談役・(手話通訳)と金子知事・新3市の協議会長、
すなはち、吉岡島原市長・松浦愛野町長・元山加津佐町長。

ユーモラスな語り口、(合併してもしばらくは苦しい、とか)言いにくいこともきちんと言う、
ハプニング(会場からの反対意見など)に臨機応変でさらりと交わす、原稿を見ないで自分の言葉で話す。
まさに金子知事の独壇場だった。各会長は、基本的には用意した原稿を読んでいた。(これはこれでいい)

 会場からの質問に対して、有明海の不漁を訴える漁民が「真剣に本気で取り組んで欲しい」と訴えたのに
「真剣に本気で取り組んでいます」と切りかえした知事の機知にとんだ応酬に会場は大方好意的だった。
私は小泉首相に似た不誠実を感じました。
私自身は金子知事が会場では見せなかった側面も知っているし、
日本の中で今諫干が大きな関心を持って見守られているという現実(及び諫干の抱える色んな問題)を考えるとき、
この軽い対応は不快であった。
同様のことが吾妻町の諫干道路取り付け道路の現状反対派の方の意見についても会場をうまく笑わせながら、
担当部長に振ったりして、いなしてしまって押し切った。私はこれについても(現場の事情もよく知っているだけに)
誠実さが欠けている様に感じた。
相手は真剣なのだから、県の方針で行きたいと押し切る場面だけはヘラヘラ顔を止めて、真剣に対峙していただきたかった。
この会場からの2つの問題はどのみち大きすぎる問題で
どこかで切り上げる必要があり、結果的には知事が1枚も2枚も上手だった。
 
 はじめの三会長の話は、まあこんなものかなという抽象的な言葉ばかりだった。
会場からいみじくももれた感想は「農業など1次産業の充実、観光による交流人口」が3市に共通しているというものだった。
私もなるほどと思った。
(会場の流れは、だからこそ3市は連携を密にして、島原半島として・・・という方向に向かい、
知事も3市連携しての島原半島という大きな枠組みを示された)

 私が特に印象に残ったのは松浦愛野町長が、一言も諫早との結びつきに言及せず、
島原半島を強調し、半島は一つの思いを共有していると力説なさったことだ。

元山加津佐町長も3市スクラムを組んで・・・と言い、最後にマイクが回った吉岡市長、はじめは
原稿を見ず、「島原半島は不滅で、島原半島は誇り・・」と切り出したのは当然の流れだった。
ところが後半結びの部分になると再び原稿を読み始め、島原半島の言葉は姿を消し、有明との新島原市の
合併だけに戻って行ったのは残念であった。

 会場からさまざまな建設的な好意的な意見が出てこれはこれで夢を語って結構だった。
しかし裏づけの財政についてはもちろん政治家たちの課題だが、私の印象では
(大会の性格上、悲観的なものにはしたくないのは分かるが)4氏とも財政に対する危機感が
根本的にかけているように思った。(特に吉岡氏・金子氏)

 会場からのすばらしい意見は今後各市がどれだけ取り入れていくかであるが、私が大事だと思うのは
やはり責任ある立場の壇上の長たちが何を責任もってやると言ったかだと思う。
その意味で「これ」という具体的なものは見えなかった。見えたものは共通点を持つ3市が一つに向かうこと、
島原半島は一つという使い古された結論であった。

 ならば新市の建設は半島は一つを前提に進められなければならない。例えば3市とも新庁舎を計画に入れているが
こういう箱物は建設する前に調整する必要がある。今まではこれを言い出すと3市さえ危なくなる空気があった。
このタウンミーティングから「半島は一つ」が解禁になった。各市とも島原半島を視野に入れた市長が誕生することを期待したい。
まず、雲仙市だ。
本日ここまで。2005/4/14記

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