2004・9・6 松坂昌應の一般質問原稿
大体大筋は変わっていません。
が、正式発言としての引用はダメです。
コピー貼り付けは誤解を生まないように!注意

後日の島原市議会議事録が 確定稿となります。公日記に戻る

以下赤文字は市長答弁の要約と解説。
(松坂の要約なので中立とはいえないかもしれない、松坂寄りですたぶん。)

青文字部分は用意した原稿で全ては語れなかった部分(主に二の矢)
二の矢というのは、市長壇上答弁を受けてのアドリブ部分でポイントを外さないためのメモなので
市長答弁によって弾力変化がある。

2004/09/06 一般質問

 前文 新しい風
 改革クラブの松坂昌應です。
 正直者が、まじめに働く人が、困っている隣人に優しくする者が、頑張っただけ報われる。それが当たり前のはずです。ところが現実は、ずる賢い者、姑息な策略をめぐらす者、困っている隣人を押しのける輩が幅を利かす社会。大人も子供も現実はそんなものさと諦めてしまい、夢が持てない社会。
 しかし、そんなはずはない!夢を捨てきれない人々もまた多数存在している。世の中捨てたもんじゃない。人は信じるに足る。今、島原に、長崎に、日本にこの当たり前のことを証明する新しい風が吹いています。
 昨年の政治とカネにゆれた長崎県議選挙、楠大典候補が大差で当選を果たし島原の良識を全国にアピールすることが出来ました。この新しい風に後押しされて、私のように全くお金がなくても、この思いを理解いただき市議会議員に当選させていただくという政治の奇跡も起きました。
 そして先の参議院選挙では、離島を回りながらおじちゃんおばちゃん相手に「私は国際刑事裁判所を批准するんだ」と真剣に地球の平和を訴え、夢を語った犬塚ただし候補が、政権与党の現職ベテラン候補に4万票の大差をつけて圧勝するという予想を裏切るうれしい出来事がありました。保守地盤の固いこの島原でしかも市長はじめ権力者たちの鉄壁の応援をかいくぐり全くの新人犬塚がベテラン族議員松谷候補を押さえ込み、楠旋風はまぐれではなかったことを証明しました。
そしてこのたびの佐賀地裁の判決。疑問だらけの自然破壊行為「諫干」に、困っている人たちの声に耳も傾けない農水省に、論理的には全くその理を説明できない金子知事に、良識の府、裁判所が「待った」をかけました。まさに新しい風が島原から、長崎から、日本に向かって吹き始めています。
この新しい風―――「良識」をもって以下通告にそって質問いたします。


 一般質問@ 市長の政治姿勢
 大項目の第1点としまして、市長の政治姿勢をお尋ねします。私は行政のトップは選挙においては中立を保ち各候補に等距離で接するのが良いのではないかと思います。応援をするとしても、公的には中立を保ち私的な応援にとどめるべきだと考えています。冒頭で紹介しましたが、先の参議院選挙で市長はその市長という公的な立場で、松谷候補を積極的に応援なさったようですが、特定候補の応援についたことはいいことだと思っているのでしょうか。

特に6月25日。島原市議会6月定例会の最終日。市議会の真っ最中にこの議場を離れ市役所前の広場で松谷候補の応援のマイクをお取りになりました。その時間帯は教育厚生委員会が開催されていたはずです。私は担当ではありませんが委員会を傍聴しておりました。傍聴の合間にトイレに立ったとき外から市長のマイクの声が聞こえ、自分の耳を疑いました。これは許される行為でしょうか。

さて市長選挙の投票日11月28日まで、3ヶ月を切り、新聞によると今のところ他に立候補の動きはなく、三度無投票の可能性が高いとのこと。あとしばらくお付き合いが続くかもしれないので改めてここで市長の政治姿勢を確認する次第です。3期目を終える一区切りで、市長がやりたかったけれどもやれなかったことを教えてください。

一般質問A 市町村合併
次に有明町との合併問題についてお尋ねします。
三日前の9月3日、第12回合併協議会で、会長である市長は11月1日の合併目標期日は守れないので期日延長を提案なさいました。期日の確定はありませんでしたが、残る5項目の協定項目の確認・住民説明・調印式・議会議決を経て県知事に合併の申請を来年3月までに整えるとの確認でした。提案のスケジュールでは合併申請からさらに6ヶ月以上を要して、合併期日を設定するという説明でした。
私が、3ヶ月前の6月議会において「11月1日の合併目標期日には間に合わないがどうするつもりなのか」と質問しても、「間に合わないとは考えずにやる」との一点張り。それから3ヶ月しかたっていないからそのままの計算なら来年2月1日でも合併できることになる。ところが協議会では大幅な延期になっている。いったいどの時点で間に合わないと判断をし、かくも遅れる羽目になったのか。その理由を説明してください。
合併期日11月1日が実現していたら、編入する島原市の市長選挙が11月28日なので、新市がスタートしてすぐに選挙となり市長選挙に有明町民の声が反映してくるので大変意味がありました。しかしこれでは現有明町の住民は市長選挙において投票権がないと思いますが、どうでしょうか。
期日がずれ込んだことについての協議会長としての市長の責任はないのでしょうか。
(午前中の議員に対する答えと同じ部分は繰り返さなくて結構です。)

この際合併期日も遅れたことだし、じっくり構えて、議員の扱いについては合併と同時に有明も島原も全員失職して、一斉選挙で選ばれるのが住民理解を得られると思うのですが市長はどうお考えですか。


 一般質問B 諫早湾干拓
さて3点目、諫早湾干拓についてです。
これも冒頭の前置きで少し触れましたが、このたびの佐賀地方裁判所の決定(工事中止命令)をどう評価しているか。お答えください。これは事業主体は農林水産省・国でありますが、これは諫早湾と締め切り堤の外に広がる有明海の問題です。島原の水産業だけでなく、私たち全市民の環境に関わる重要な問題です。市長の見解をお尋ねします。

一般質問C 島原中央道路(眉山トンネル)
4点目は今連日、島原新聞紙上などで市民不安が高まっている眉山トンネルのことです。このたびの島原中央道路計画は深江道路と、がまだすロードを結んで秩父が浦から折橋まで4・5キロをつなぐというもので途中眉山に900メートルのトンネルを掘るというものです。
島原市の水がめである眉山にトンネルを掘って湧水は大丈夫なのでしょうか。

今回の島原市民の盛り上がりは、しまばら未来塾の会員さんに限らず、心ある市民はみな島原の一番の財産が湧水であると認識しているゆえでありましょう。今回一般質問に立つに当たって「松坂さん、トンネルの事ば聞いて!」と、実に多くの市民の方から要望がありました。聞き取りをするうちにあと一つ大きな問題が横たわっていることに気づかされました。
市民の皆さんは眉山の崩壊を恐れているのです。私たちは子供のころからずっと眉山は崩れやすい山だと教え込まれてきました。島原に生まれ育った者には常識であります。そんな崩れやすい山にトンネルを掘るということが本当に可能なのでしょうか。金さえかければ何でも出来るという技術過信ではないのでしょうか。
島原市民は湧水が枯れるかもしれない、眉山が崩れるかもしれないという不安を訴えています。住民不安を解消できる根拠はあるのでしょうか。
 不況が続き、土木建設業においても深刻な状況です。島原市内の中堅企業の相次ぐ倒産のニュースに心を痛めております。島原市として何か対策は考えているのかお聞かせください。

以上壇上からの質問を終わります。誠実な答弁を期待します。答弁の次第で引き続き議席からの質問を行います。

市長答弁
休憩時間だったから、災害時大変お世話になったので(松谷候補を)お礼の意味を込めて応援した。

合併の期日は協議会でこれから決めていく。知事申請を17年3月31日までにすると決議した。
(責任については触れず。)努力してきた、努力するというのみ。
諫干については「様子を見守る」といいつつ、農水省寄りの発言。
内容については詳しく見ていない。
眉山トンネルは雲仙復興工事事務所の説明で湧水も大丈夫
トンネル工事も大丈夫だと言っている。

2004/09/06 二の矢@ 市長の政治姿勢
地方自治法第121条で会議における(地方公共団体の長である)市長の出席義務が規定されています。
これを受けて島原市議会委員会条例21条でも市長に出席を求める旨が規定されています。
委員会においては慣例で文書のやり取りが省略され、助役が市長の代行をするようになっているようですが、文書の省略は本会議の流れから当然に開かれる委員会であり、助役の市長代行は仕事分担であると常識的に理解しています。

現に先般の総務委員会において、委員会規則21条のことで「なぜ市長は委員会に出席しないのか」と説明を求めたところ、「どうしても市長の判断が必要な場合に備えて市長は市長室で待機しているから、いつでも出席要請に応じる」との助役答弁がありました。そうですね、助役。

助役答弁:そのとおりです。

ところで6月25日その肝心の教育厚生委員会ですが、1時間ほど助役も席を外していました。私は傍聴していましたが、今考えるとちょうど松谷候補が大手広場で決起大会をしている時間帯と重なっていました。外の騒ぎが静まったころ助役は遅刻して会議室に入ってきました。大事な島原市のゆくえを議論する島原市議会に出席義務のある市長が不在で特定候補の選挙応援。
慣例とはいえ市長代行をするはずの助役も不在。助役はあの時どこにいたんですか。助役。

助役答弁:休憩中だったから会議室の外で待機していた。遅刻したのは2〜3分だった。
(助役は委員会は慣例で出席義務がある、この休憩はイコール委員会だからおかしな討論だ)

委員会を軽視し、市議会を軽視しているわけですね。私たち議員もよっぽど馬鹿にされているんですね。住民も怒らないところを見ると、市議会のごたっとはあってもなくてもいいと思われているのかもしれません。これからの課題です。

2004/09/06 二の矢A 合併問題
合併期日はいつごろか(11月ごろか?最終の18年3月か?)

有明の町長さんが盛んにおっしゃるのは、編入だと有明の4役全員失職で有明の声が届かない。住民の納得が得られないというものです。だから有明の民意が選んだ町議さんたちを全員なるべく長く在任させて欲しい。というもので
す。手続きが簡単だから編入のほうが早くて良いとか色々言っていましたが、
遅れに遅れて話し合いはことごとく対等の精神で、じっさいに対等に進められてきました。
 11月1日の合併が実現すれば、新しい市長を選ぶということにおいてもちょうど島原市長選挙が直後にあって、有明町の人たちも市長選びに参加し、納得して新しい市長を守り立てていけるはずでした。新自治体の首長を選ぶということにおいても対等合併が実現するはずだったわけです。そして編入合併方式を取ることで、(一般住民は在任特例を合理化の精神に反すると否定する方も多いけれど)有明トップの説明では、なるべく長い期間町議さんたちが在任するという希望も、たまたま島原市議会議員の残任期間が2年7ヶ月残っていたから実現する可能性もあったわけです。
 しかしこの合併期日が1年先送りになってしまうと、市長選挙に有明住民は参加できず3年間、自分が選んだという(自分も投票してまけたという)納得が出来ない状態。民意を一番納得させるのは選挙なんです。そして残任期間は1年7ヶ月になる。対等合併なら合併期日から2年間まで延ばすことが出来、有明町議さんたちの立場からすればちょうど4年の任期と重ねることが出来る。
それもこれも編入であるがゆえに実現しない。

 どうですか市長、条件は全て対等で整ってきました。合併方式を対等に変えて進めるほうがいいのではないでしょうか。今後半島は一つにならなければやっていけないわけで、その意味でも対等方式が今後のためになります。
編入を対等に変えることで差し支えのある項目はすでに協議の終わった38項目で一つもないでしょう。庁舎の位置、新市の名称もそれぞれ独立項目として確認が済んでいるはずです。

 長くかかりましたね。私は当選してからずっと6回の一般質問で毎回合併について質問を繰り返し、対等を訴えてきました。ようやく編入の間違いに気づいたようですね。相手が真剣に話しているときは、キチンと真摯に聞いてください
※結局期日については一切述べず。17年度中にという言葉で濁す。
それはすなはち、18年3月31日までずれ込む可能性があるということだが・・・
11月1日が相当にずれ込んでいるということを印象付けないように、
期日を県知事申請の言葉に置き換えてそらそうとしていることがありありだった。


2004/09/06 二の矢B 諫早湾干拓
殺人事件で言えば、現場の証拠に触るな!そのままの状態で判決を待てということ。有明海異変の原因がもし諫干にあるとしたら、諫干は中止しなければならないところが判決が出たときにはもう諫干は完了して、干潟を復元できなくなっている。そんなことにならないように。

同じことが中長期開門調査にも言える。海苔の不漁が続いた原因は、諫干かもしれない、色々理由は考えられるがギロチン締め切り後潮流が極端に弱くなった。諫早湾の奥深く毎日2回潮が行き来し海底は程よく混ざっていたわけで、だからしばらく門を開いて調査をせよというのが中長期開門調査だ。結果諫干のせいではないと分かればそれから工事を進めればいいではないか。

この海苔の原因調査を受け持った第3者委員会は農水省が自分たちで信頼して選んだメンバーでそれに従うはずだったのが、開門調査を提案されると、この委員会を無視、自分たちの都合のいい委員会を選びなおして、しかも根拠もなく判断を遅らせて時間を稼ぎ工事の既成事実を重ねるやり方。

25年まえの環境評価所アセスもおなじ構造だ。調査報告書では諫早湾外にもかなりの影響があると危惧されるとある内容が、対策を講じることで影響は抑えられるなどと改ざんしている。この5月30日KBC九州朝日放送が暴露したばかりだ。長崎大田北徹教授も証言している。

森山町が毎度雨のたびに冠水しているのは誰でも知っている。諫干のおかげで枕を高くして寝られる人は森山にも小野にもそう何人もいない。防災効果がないのは周知の事実だ。(h14.3.12守山町議会の議事録)
 調整池が淡水化され塩害が少なくなったという効果はある

もちろん諫干だけが原因ではない。まず一番怪しい諫干を調べてみて(開門調査をしてみて)私たちの町の川の汚染、など考えていく必要がある。

真摯に受け止めない態度が、誠意のない対応が悲しいではないか
自分でものを考えず、県知事や周りのえらいさんに無条件で追随する性根が悲しいではないか。市長は判決の文書に目を通したか。
島原市長としての考えを聞きたい。自分がどう考えるかだ!
(犬塚ただしの勇気の100分の1でも持って欲しい。彼は佐賀地裁の決定のその日のうちに歓迎の意を公式発表している。)

2004/09/06 二の矢C 眉山トンネル
これもまた誠実さがない。
自分で考えるという、独自に調査して勉強しようとする考えがない。
国の仕事だからと諦めている。島原市として地方公共団体として、市長として
何が出来るかを考えようとしない。情報を出すまい出すまいとしている。

独自調査をせよ。
がまだすロードは県発注、2.2キロを120億 1mあたり555万円
深江道路は国。4.6キロを261億 1mあたり567万円。
がまだすロードは橋3個に宇土山トンネル、ほとんど地元発注。トンネルは島原の業者が請け負っている。

眉山トンネルはどうか
特殊工法と聞いている。
またゼネコンか。無人化工法と同じ構図だ。

トンネルにしないことで
眉山を(山の神様を)怒らせない。
湧水の心配をしない。
金額が安くなる。(地元で受注できる)
本気で高規格道路がつながると考えているのか。
森山が先
この区間はレベルを下げてもいい。
12分の時間短縮