2004/6/5  「自由の森大学」と「しまばら未来塾」

5/30 しまばら未来塾第2期がスタートした。
災害以来補助金義捐金漬けで「なんでもタダ」に
慣れっこになった島原でしかも直接利益でもなく
エンターテインメントでもなく、
お金を払ってでも(行政の補助に頼らず)自分たちで
勉強をしようというこういう姿勢は高く評価されるべきだと思う。
〔市民劇場という先行事例があるものの、劇団互助会的な全国組織の
枠組みがあるのと違い、全て自主運営という意味で画期的だ〕

快く塾長を引き受けてくださっている市川森一さんの力も大きいが
何よりもその運営に携わっている皆さんの「想い」に敬意を表したい。
そして、2年目も継続して続いたことをまず喜びたい。

島原(のお上)は島原の教育文化について、
お荷物扱いしているのではないかと感じている。
図書館や文化会館の運営を事業団などというところに
押し付けて運営責任を放棄しているからだ。
日本国そのものがそのような傾向にある。
そんな中で未来塾のような試みは頼もしい。
いろいろ不満ももれ聞こえるが、まずは大筋でOKだ。

未来塾の講義内容や市川先生の考えに対する感想等は
また追って述べたいと思う。
(参加した人はわかると思うけど、単なる有名人タレントが
飾りで塾長をやっているのではなく、本当に島原半島を愛し、
心配する高い志と、裏づけのある考えで関わっていらっしゃることを、
市民の皆さんに知って欲しい。)

実はしまばら未来塾のような試みは全国にもいくつか事例はある。
それぞれに地域の事情は違うわけだが、お金を出し合って勉強する
ということは誰が思い立っても考えられることだからだ。
殆どの文化サークルの仕組みは基本的には同じ形式だ。

大分県日田市を中心に「自由の森大学」がある。形態は
しまばら未来塾とほぼ同じ。もう10年を迎える大先輩である。
日田出身のジャーナリスト筑紫哲也氏が学長である。
自由の森大学は、さらに一歩完成されていて、

しまばら未来塾もその内容に重きを置いているのは当然だが、
〔未来塾スタッフの人がこれを読んで反論をしてもらうことも期待しつつ〕
田舎にいても中央並みの優れた考え方を吸収しようと、
地域格差を克服しようと考えているのに対して、

自由の森大学は、こうした勉強会組織が「地方発」であるという
一歩進んで言えば中央にはない本物を地方から発信するのだという
むしろ形から入っている。東京で見えないものを田舎から見ることの意味。
〔未来塾スタッフは、島原(半島)の独自性を強く意識し、市川先生も
島原でしか出来ない試みを探っているのは感じていますが・・・〕

まあ、目指しているものは同じ方向であると確信しています。
今回、その自由の森大学特別講義を
6/5 大分県まで受講に行き、色んなものが見えた次第。
筑紫哲也学長、福岡正行副学長、田中康夫長野県知事、他
豪華キャストであったが、豪華キャストという意味ではなく、
地方で聞く地方知事田中氏の合併論など、まさに目からうろこであった。

土佐日記に関連。(石丸さんとの再会)

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