『青草子』号外 2004/11/5  最新版

談合情報調査報告(トラフグ養殖施設入札)
吉岡市長の不実を訴える。

このたびの島原市発注の入札が、結局中止に至った経緯を事実に基づいて、報告いたします。

要点の整理、
 島原市はトラフグ養殖施設(予算2億円超)の指名競争入札を実施するに当たり規定では10社程度というルールを大幅に破って、たった2社という異例の指名をした。
 助役を委員長とする課長級7名を構成員とする指名選定委員会(10/5)から、この2社指名(自分の息子さんの勤めている会社のグループ会社である(株)ジャパンアクアテックと三菱重工業(株)の2社)を受けて、市長自らが決済をした。
 10月18日午後に予定されていた入札に関し、市及び報道関係者に午前、談合情報が寄せられ、市は入札を延期した
 匿名の電話で寄せられたという談合情報の内容は、「2社のうちの片方に落札が決まっている。そこには、市長の息子さんが関係している旨」の内容だった。(11/4 産業経済委員会助役答弁)
 市公正入札調査委員会(指名選定委員会の内の助役を委員長とする3名からなる)は入札参加業者を個別に事情聴取、談合を行っていない旨の誓約書を両社に提出させた。入札を実施する方針だったが、「疑惑を拭い去ることは出来ない」としてその根拠を示すことなく、11月1日入札を中止した。(事業そのものは16年度実施。入札方法がどうなるかは未定)これまで談合情報があっても業者に誓約書を出させて実施したことはあるが、中止するのは初めてだ。

調査開始
 私(松坂)は、10/20付けの新聞で入札が延期になったことを知り、談合情報の内容等確認のため調査をした。早速、誰でもが調査できるオープンになっている情報を入手。
 指名業者は2社
●(株)ジャパンアクアテック(長崎県北松浦郡小佐々町黒石免字小島339-41)
●三菱重工業(株)九州支社(福岡市博多区博多駅前2-2-1)
 この時点では、談合情報の信憑性も明らかでなく、デマの可能性もあったので報道等では、談合情報の内容には触れていなかったし、市も談合情報の内容は公表しなかった。
 談合情報では、市長の息子さんが落札予定会社の関係筋であること、落札予定会社はジャパンアクアテックの方であること、が聞き取りで確認できました。

官製談合の疑い
 市長選間近なので、デマかも知れないと思いましたが、その一方で、本来この金額の指名は10社をめどとするのに、2社では疑われても仕方がないと思いました。つまり官製談合を疑いました。私は疑念を晴らすべく、まず市長に面会を求めました。

市長に面会
 面会して、単刀直入「このたびの談合情報の件で、落札予定の会社に市長の息子さんが勤めていると情報が入っているが、まさかそんなことはないですよね。」と。もちろん市長は私の目を見て毅然と否定なさった。「自分の息子がその会社の社員であるはずがない。」と。
 「ところで息子さんは何をなさっているんですか?」
「海洋開発の仕事をしている」ということで、とにかく今回
の落札予定会社と息子さんは無関係だと確認して、これできれいさっぱり疑念を払ったつもりで……退室したものの、ことはフグの養殖、海洋開発の仕事ではスッキリしない……
 結局、再度市長に面会を求めた。「息子さんの会社の正式名称を教えてください。」と私。「海洋開発研究所です」と、市長。私がノートにメモをしているのをみて「株式会社海洋開発研究所」と繰り返された。「福岡でしたっけ」と私。「伊万里です」と市長。「伊万里の株式会社海洋開発研究所ですね。」と復唱。
 もちろんこの会社と予定業者は全く関係がないことを確認した。さすがに市長も不愉快そうだった。潔白であれば怒る気持ちは十分分かる。「私もこんなことは本意ではない。」と、非礼を詫びて退室した。
 農林水産課で、たったの2社になった理由を聞いたが、特殊な事業だとか説明があったが、10社という規定に近づけようとする努力は成されておらず納得のいく説明ではなかった。その後も島原市は指名選定方法に問題は無い、2社指名は妥当であったと繰り返すのみ。

市長にだまされた。
 市長室を辞して、……メモまで取ったのだから、確認までは礼儀と思い、インターネットで海洋開発研究所を検索した。正式名「株式会社海洋開発技術研究所」で見つかった。
 何のことはない。関係大有り。ジャパンアクアテックは海洋開発技術研究所とグループ会社ではないか!グループと言っても4社から成るまさに同族会社同然である。
ホームページに堂々と4社並べて紹介してある。
http://www.felco.ne.jp/felco/jat/
 しかし市長は言ったのである。自分の息子の会社は今回の問題の会社とは関係ないと!
 私が訪問する2日も前に談合情報を受けて、新聞記者の取材も受けていながら確認もしなかったのか!
あれだけ堂々と言ってのければ信じていいと思ってしまう。だまされるところだった。
 しかしこれは事実である。吉岡市長は、自分の息子さんの会社と今回の落札予定会社は関係があるのに「関係がない」とはっきり言ったのである。私は天地神明にかけて、市長の不実を訴える!
 続いて助役室に行って、経過を全て確認した。肝心なことは知らなかったとしか言わなかった。私がこの事実を指摘したとき(初耳の話であれば)「知らなかった」という返事ではなくて、「すぐに真偽を確かめたい。」と答えるのが普通であろう。助役も知っていたと解するのが自然であるが、助役は「知らなかった」と言った。
 吉岡市長の虚偽発言を放置するわけにはいかず即日(10/20)私のホームページで経過を報告した。

再確認
 11月4日再度、市長助役並べて面会し、市長の子息のいる会社とジャパンアクアテックは関係があることを事実確認し、10/20私に「関係は無い」と言ったことは虚偽であったことを確認した。「関係があるということをあの時点では知らなかったから関係ないと言った」という趣旨のことを、市長も助役も繰り返すばかりであった。
 (たった2社という)指名選定のやり方に問題はなく、談合の事実は確認できず、誓約書も取り、違法性もないのであれば何故入札が中止になるのか説明してほしい。灰色扱いされた業者こそいい迷惑である。
 私松坂は責任をもって、吉岡市長の不実を訴えるものであります。
詳しくは、私のホームページ http://www.shimabara.jp/wakaba/
または報告書青草子3号を参照ください。

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