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20人定数案原稿
最初の原稿
  自民党会派のからくり、18人提案議員団のからくりを
  暴くような口調でした。
  これをすこしおだてる口調にしたのが完成稿です。

改革クラブの松坂昌應です。お手元に配布しておりますとおり、荒木昭蔵議員、園田智也議員の賛同を得て、ルールに従って提出しました、議第○号議案「島原市議会議員定数条例の一部を改正する条例」についてご説明します。

 条例の内容は「島原市議会議員定数条例」の本則中「23人」を「20人」に改めようとするものであります。

 今この議場に存在する35人の議員定数は合併特例法によって違法ではないのですが、特例期間が切れると、すなわちこの5月に予定されている市議会議員選挙から本来の条例数に戻ります。

 その条例数がすなわち現在は23人であって、今回の提案はその「23人」を「20人」に改めようとするものであります。

 先の12月議会で、市民の直接請求の手続きで同じ内容の条例案が提出されましたが、そこでは僅差で否決された経緯があります。

 

12月議会において、否決理由、すなわち反対討論の主なものは、自治法定数上限の30人に近い数がふさわしいとして、20人では少なすぎるというものがほとんどで、現行の23人を増員する案が本3月議会で提案される含みを残していました。現行の23人を積極的に支持する意見はありませんでした。

 その後、自民党会派が記者会見等を通じて、「現行23人が妥当で、増員すべきではない。」との方針を示したと報じられています。報道各社の伝え方も差があって分かりにくかったのですが、「23人の現行数で行こうと考えていることが理解されていないから、あえて記者発表をした」というような報道でした。

 本会議場という公式の場では一切登場していない「現行の23人で行こう」という考え方が、一部の会派の記者会見だけで示されて、それが島原市議会の結論であるかのような世論となっています。その一方で、市民の方たちに話をうかがうと、「いつ23人に決まったのか?」「何人になるのか?」と市民の納得は相変わらず得られておらず、説明責任が果たされていません。今一度「公」の場である議会で「何人がふさわしいか?」の議論がなされなければならないと考えます。

私は20人がふさわしいと考えておりますが、反対する方は、反対することは同時に現行の23人を受け入れることになりますので、慎重に反対討論をなさって市民に対して説明責任を果たされるようお願いいたします。

 

 おりしも新年度の予算が審議され、行財政運営はいよいよ厳しくなっていることが確認されたばかりです。行財政改革の必要性はいよいよ増しています。

 ここに最新の島原市の人口データがありますが、3ヶ月前の最新データからまた97名減っております。この1年間で543名減っているんですよ。

 

 以上12月に否決された議案を再提出する理由として、@現行数23人を妥当とする論議は公式の場でされていないので、住民説明の見地から、公式の場であるこの議会で論議するべきと考えました。A行財政改革の必要性が今回の予算編成で改めて確認されたこと。B人口減少に歯止めがかからない状況がさらに進んだこと。の3点を挙げておきます。

 

 さて20人定数の根拠ですが、これは12月議会で市民の方が提案された内容の繰り返しになりますので、簡単に要約しますと、他の自治体との比較の中で、島原市の規模では20人程度が平均的な数であり妥当であること。

 付け加えますと、われわれ議員は間接民主制の中で、市民に代わって様々な事柄を論議しておりますが、私たち自身の身分に関わることだけはどうしても客観性が確保できませんので、そこは第3者に任せなければなりません。報酬については第3者による審議会などの答申を仰ぐゆえんであります。同じくその身分については4年に1回の選挙によってその適否を市民にゆだねるわけであります。その意味で、議員の定数は市民に決めてもらうことがいちばんであり、最低限公開の場で決められなければなりません。今回の住民直接請求の署名はまさに市民の直接民主制であります。市民が決めた20人という定数は、まさに私たち議員が無条件でも受け入れなければならない決定事項だと考えます。

 

 さてもう1点。私たちが20人の定数案を出したことに、同時進行で18人定数案が提出されたので、なぜ18人ではなく20人かという理由まで説明させていただきます。これは議会運営の手順の問題もありますので最後までお聞きください。

 議会には、増員や減数、値上げ値下げなど数字を論議する議案が同時に提出された場合、現行数に遠い数字から論議するという鉄則があります。島原市の議会事務局は、この辺の理解が浅く適切な助言を出来なかったようです。

つまり今回の場合18人の定数案が先に論議される必要があったわけです。18人が可決されれば、23人を大幅に削減する案に過半数が賛成した時点で20人の案は自動的に消滅し、18人が否決されれば、大幅削減を唱えていた議員たちは次善策として、20人の議案に乗り換えることが出来、目的の半分が達成される可能性が残るわけです。

20人案を先に論議すると、20人は多すぎるという人と少なすぎるという人がともに反対することになり、可決の可能性が低くなり、18人案の賛成者たちは否決された場合、理想を追ったばかりに、2番目に願っていたベターな選択(削減そのもの)ができなくなるというおかしなことになるわけです。

だからここはいったん20人の議案に賛成して先ず「20人定数」を可決してそこを押さえた上で、更に上を目指す形で「18人定数案」を提出することになります。だから18人定数案を提出なさる3人の議員さんとそれに賛同なさる方は、まず私たちの20人案に賛同していただくことが、大事であります。

20人案可決の暁には、御3方の提出議案は、「23人を18人とする」となっており、無効になりますから、休憩時間に「20人を18人とする」の文言に改めて再提出する手間がかかります。この点が議会事務局の不手際で、余分な仕事が一つ増えることになります。

しかし、23を20に訂正するだけの簡単な事務作業なので、ご心配には及びません。18人定数の提案者の本心は、20人定数案を否決して23人に落ち着かせようとする分断作戦ではないかという誤解を受けないよう、まずは23人の現行数を削減しようとする議員は18人推進派も20人推進派も一致団結して20人案を可決しましょう。18人はその次の段階です。

 

採決の方法は、市民の方も願っている通り、誰が賛成し反対したかはっきり分かる採決の方法を採られるようお願いして、以上説明を終わります。